大きい容器を用意してください。水の量が多いほど、水温変化が減ります。
また、飼育密度が低いほどメダカは活発になります。
目安は一匹につき水1L以上です。できるだけ多いほうが良いでしょう。
水道水の場合カルキを抜きましょう。
水は「止水状態」にし、ろ過装置は弱めの物をしようしてください。
強い水流はメダカのストレスになります。
夏場の暑い時期、過密飼育の場合はエアレーションをさらに弱めに使っても良いと思います。
底に赤玉土を入れると、バクテリアが元気になり、水質浄化に役立ちます。
水草を入れると窒素化合物等を吸収し、水質浄化してくれます。
メダカを容器に入れるときは十分「水あわせ」をして入れましょう。
室内で飼育する場合は日光不足のため、飼育管理がむずかしくなります。
容器は外に置くほうが望ましいです。
屋外飼育で日光が当る事により水に植物性プランクトンが発生します。
植物性プランクトンは有害な窒素化合物等を栄養分として吸収します。また、めだかの餌にもなります。
めだか飼育のコツはめだかに快適な環境を作ってあげること「水づくり」にあります。
それは植物性プランクトンがバランスよく活性化している状態でもあります。
初心の方は普通のめだかから始めると良いでしょう。
メダカは自然界では4月中旬から9月中旬頃まで、天候や餌等の条件が良ければほぼ毎日のように産卵します。
そして採卵のため、ホテイアオイ等を浮かせておきましょう。
毎日観察しているとメスの尻ビレあたりに卵がぶら下がっているのが確認できるかと思います。
そのうちめだかは卵をホテイアオイの根に産み付けます。
1週間から10日でそのホテイアオイ等を稚魚槽に移します。放置していると親達が食べてしまいます。
稚魚槽は水づくりをして巻き貝などをを入れておきましょう。
卵は10日前後で孵化します。水づくりが出来ていれば小さなプランクトンが稚魚の良い餌になります。
上記の小さなプランクトンが足りない分は成魚用の餌をすり鉢ですり潰して上げましょう。
餌のやり過ぎは水を腐らせてしまうことがあります。
めだかがかかりやすい病気は「尾ぐされ病」、「白点病」、「水カビ病」などがあります。
「尾ぐされ病」はヒレがささくれたり、溶けたりしてしまいます。
「白点病」は体に白い点々のようなものが付きます。「水カビ病」は頭部や口先、ヒレなどに白い線のようなカビが付きます。
いずれの症例も、早い段階であれば治療は可能です。症状が進み、発見が遅い場合の治療は難しくなります。
治療法は市販の魚病薬を使用するか、粗塩を使用します。
粗塩は0.3から0.5%の塩分濃度になるように塩水を作り、そこに病気のメダカをいれて塩水浴させます。
共に病気の原因となる菌は高温になると活動が鈍る為、水温は28℃位までに上げてください。